料理療法について
当院では昨年度より、作業療法士の考案で「料理療法」を開始しました。
導入から実践、そして結果についてリハビリ科で勉強会を行いました。
事務長、看護部長も参加をしてくださり他職種からの意見と感想も聞くことができました。
料理療法は高齢者にとって身体のリハビリになるだけではなく、やる気や自信を呼びさまし、生活の質の向上に繋がると言われています。
「心理面」自信の回復、成功体験の獲得、快感情から情緒安定など
「身体機能」手指の巧緻性向上、座位時間の延長、認知症周辺症状の緩和など
「活動・参加」その人らしい生活の再獲得、役割活動の獲得、交流場面の提供など
実際にやってみた結果、以下のような結果を得ることができました。
・作業工程など病棟生活では見せない一面を見ることが出来た。
・自己肯定感を得られた。
・達成感や満足感を得られた。
・食事量が増えた。
・包丁などの使用する際の巧緻動作が出来た。
・エピソード記憶として想起された。
現在はコロナウイルスの影響に伴い実施できておりませんが実施しているときの写真については掲示板に掲載をさせてもらっていますので来院された際は見て頂ければと思います。
今後再開できた際には、心理的・身体的・活動的な向上を図るひとつの手段として実施していきたいと思っています。
2020/06/05 15:30
7月の患者様の作品
2020/07/14 12:40