リハビリテーション科について
リハビリテーション科について
当科は外来・入院・通所と幅広くリハビリテーションを提供しております。
外来では、地域住民の方々を中心に慢性的な痛みにお悩みの方をはじめ、他医療機関での手術などの急性期医療を終え、継続的なリハビリテーションが必要な方などに対して運動療法や物理療法(温熱療法、低周波治療、牽引療法等)を行っております。
当院での外来リハビリテーションをご希望の場合は、毎週水曜日の整形外科を受診し、医師にご相談ください。(医師の判断でリハビリテーションの指示が出ない場合もございますので予めご了承ください。)
入院では、入院時機能評価を行い、多職種協同で早期に褥瘡予防、転倒予防に努めるようにしております。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士からもコメントの中にも取り組み内容を一部記載しておりますのでご確認ください。
通所では、理学療法士等によるリハビリをはじめ、マシンを使用した運動や作業活動など個々にあったリハビリを提供しております。詳細については「通所リハビリテーション」をご確認ください。
対象疾患
運動器リハビリテーション
- 上下肢の複合損傷、脊椎損傷による四肢麻痺その他の急性発症した運動器疾患又はその手術後の患者
- 関節の変性疾患、関節の炎症性疾患その他の慢性の運動器疾患により、一定程度以上の運動機能及び日常生活能力の低下を来している患者
脳血管疾患等リハビリテーション
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎、急性脳症(低酸素脳症等)、髄膜炎等
- 脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脳腫瘍摘出術などの開頭術後、てんかん重積発作等
- 多発性神経炎(ギランバレー症候群等)、多発性硬化症、末梢神経障害(顔面神経麻痺等)等
- パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)、遺伝性運動感覚ニューロパチー、末梢神経障害、皮膚筋炎、多発性筋炎等
- 失語症、失認及び失行症、高次脳機能障害を有する患者
- 音声障害、構音障害、言語発達障害、難聴に伴う聴覚・言語機能の障害又は人工内耳植込手術等に伴う聴覚・言語機能の障害を有する患者
施設基準
●脳血管疾患等リハビリテーションⅡ
●廃用症候群リハビリテーションⅡ
●運動器リハビリテーションⅠ
●短時間通所リハビリテーション(介護保険)
スタッフ
●理学療法士 常勤9名 非常勤1名
●作業療法士 常勤5名
●言語聴覚士 常勤1名 非常勤1名
●介護職員 常勤2名 非常勤1名
理学療法士よりメッセージ
若いスタッフでの構成となっており、男女の割合においても偏りがなく仲の良い、活気のある職場です。入院や外来の患者様のニーズに寄り添い、運動機能、日常生活能力の維持・向上に向け、リハビリテーションを提供しています。また、地域の特色として農作業をされていた方が多いため、畑作業など様々な活動をリハビリテーションに取り入れています。
作業療法士よりメッセージ
作業療法では、ご自身で日常生活動作(食事、整容、更衣、トイレ、入浴など)が行えるように身体機能や動作能力の向上・維持を目指してリハビリの提供を行っています。また、患者さんの輝ける時間の提供が行えるよう、本人さんやご家族様から趣味ややりたいこと・希望を確認し叶えられるよう介入を行っています。入院生活やリハビリの時間が少しでも刺激になり、楽しんで行ってもらえるよう取り組んでいます。
言語聴覚士よりメッセージ
入院の患者様を対象に、コミュニケーションや食事に関するリハビリを提供しています。他患者様やスタッフ、ご家族様との面会でのコミュニケーションが楽しいと感じていただくことや、残存する嚥下機能から安全性を確認した上で患者様の好きな物を召し上がっていただけるよう心掛けています。患者様一人ひとりに寄り添いながら楽しくリハビリを行っていきます。